ComfyUIでFLUX 3 Image Kleinを使ってみる|ダウンロードから画像生成・編集まで

チュートリアル

本記事はChatGPTで骨子を作成し、実際に私が生成してみた記事となります

FLUX 3シリーズのローカル実行用モデル「FLUX 3 Image Klein」が公開されました。今回はComfyUIを使って、Hugging Faceへのログイン・利用条件への同意、必要なファイルのダウンロード、テキストからの画像生成、参照画像を使った編集まで試していきます。

本記事では、ComfyUIのインストールが完了していることを前提に進めます。使用するのは、自分でPythonの仮想環境を作成した単独のComfyUIです。

情報確認日:2026年10月18日。公開直後のため、配布ファイル名やワークフローは更新される場合があります。記事では確認時点の公式配布ファイルを使用します。

※本投稿にはレンサバ運用費を賄うため、アフィリエイトリンクが含まれています

FLUX 3 Image Kleinとは

FLUX 3 Image Kleinは、Black Forest Labsがモデルの重みを公開している画像生成・編集モデルです。文章から画像を生成するほか、画像と指示を組み合わせた編集も行えます。今回は、生成・編集向けに案内されているDistilled版を使用します。

モデルの概要は、Black Forest Labsの公式リポジトリで確認できます。

今回使用する環境と準備

項目使用する環境
OSWindows
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER(VRAM 16GB)
メインメモリ64GB
実行ツール単独のComfyUI(Python仮想環境)
使用モデルFLUX 3 Image Klein Distilled/INT8
ComfyUIのバージョン0.41.0
ComfyUIのインストール、基本操作はこちら
ComfyUIの使い方|導入から画像生成・編集までの記事ガイド
ComfyUIのインストールから基本的な画像生成、Image to Image(i2i)、Inpaint、ControlNet、アップスケール、動画生成、Krea2まで、目的別に関連記事をまとめた使い方ガイドです。

ComfyUIを更新する

FLUX 3に対応したノードを使えるよう、先にComfyUIを更新します。ComfyUI公式ガイドでは0.41.0以降を必要条件として案内しています。Gitで導入した環境では、ComfyUIフォルダーをカレントディレクトリにし、普段使用している仮想環境を有効にしてから、次のコマンドを実行します。

git pull
python -m pip install -r requirements.txt

更新後はComfyUIを再起動します。仮想環境のフォルダー名や起動方法は、インストール時に設定したものを使用してください。

使用するモデルを選ぶ

種類特徴今回の扱い
Distilled少ないステップで生成・編集を行うモデルこちらを使用
Base学習・研究などに向けたモデル今回は使用しない

さらに、同じモデルにBF16・INT8・NVFP4のファイルが用意されています。今回はINT8を使用します。NVFP4はBlackwell世代のGPU向けで、RTX 4070 Ti SUPERで選ぶ形式ではありません。

利用条件はFLUX Kommunity Licenseです。商用利用やモデルの利用・配布に関する条件は、公式ライセンス全文をご確認ください。

必要なファイルをダウンロードする

1. モデルページを開いてHugging Faceにログインする

  1. Black Forest LabsのFLUX 3 Image Klein(ComfyUI用)公式モデルページを開きます。
  2. 未ログインの場合は、ページ内の「Log In」からログインします。アカウントがない場合は「Sign Up」から無料アカウントを作成し、登録後にモデルページへ戻ります。
  3. ページに表示される「You need to agree to share your contact information to access this model」などの案内を確認します。
  4. FLUX Kommunity Licenseと、モデル提供元への連絡先情報共有に関する内容を読み、同意する場合は画面の案内に従ってアクセスを有効化します。すでに同意済みの場合、この操作は不要です。
  5. 「Files」(ファイル一覧)から配布ファイルを開き、ダウンロードします。アクセスを有効化しても表示が切り替わらない場合は、ページを再読み込みします。

ログイン前はこのように表示されます。「Log in」または「Sign Up」を選択します。

ログインすると上記画面になるので「Agree and access repository」をクリックします。

diffusion_modelsの一覧です。今回はflux3-image-klein-int8-convrot.safetensorsを選びます。

text_encodersでは、qwen3vl_4b_int8_convrot.safetensorsを選びます。私はすでに持っていたので、今回はダウンロードを省略しました。Prompt Upsampler用のqwen3.5_9b_flux3_prompt_upsampler_int8_convrot.safetensorsも用意します。

VAEもあったのですが、名称とサイズが異なるので念のためダウンロードしました。

2. ログイン・同意後にファイルをダウンロードする

以下の表のファイル名から詳細ページを開き、ダウンロードします。

今回は、Distilled版のINT8モデル、INT8テキストエンコーダー、VAE、INT8版Prompt Upsamplerの4ファイルを用意します。

3. ダウンロードするファイルと保存先

役割ダウンロードするファイル配置先(ComfyUIからの相対パス)
画像生成モデルflux3-image-klein-int8-convrot.safetensorsmodels/diffusion_models/
テキストエンコーダーqwen3vl_4b_int8_convrot.safetensorsmodels/text_encoders/
VAEflux2-vae.safetensorsmodels/vae/
Prompt Upsamplerqwen3.5_9b_flux3_prompt_upsampler_int8_convrot.safetensorsmodels/text_encoders/

Prompt Upsamplerは、入力した短い指示を、生成に適した詳しい説明へ補完するモデルです。Black Forest Labsは生成・編集ともにこの補完を使うよう案内しているため、本記事でも使用します。画像生成モデルとは別のファイルなので、忘れずにダウンロードします。

今回はPrompt UpsamplerもINT8 convrot版を使用しています。テンプレートに別の形式が指定されている場合は、読み込み欄をダウンロードしたファイルに変更します。

ダウンロードしたファイルを配置する

ブラウザーでダウンロードした場合は、エクスプローラーでComfyUIフォルダーを開き、上の表に従って各ファイルを移動します。保存先は、普段起動しているComfyUIのmodelsフォルダーです。

配置後にComfyUIを再起動します。モデル読み込みノードの一覧から、配置したファイルを選択できれば準備完了です。

公式ワークフローを読み込む

今回は、モデル配布元が公開しているINT8用ワークフローを使用します。公式workflowsフォルダーから、次の2ファイルをダウンロードしてください。

用途ワークフロー
テキストから画像生成flux3_klein_int8_t2i.json
参照画像を使った編集flux3_klein_int8_i2i.json

まずは画像生成用のJSONをComfyUIのキャンバスへドラッグ&ドロップします。現在の作業を残したい場合は、先に保存しておきます。

ワークフロー内のモデル読み込み欄を確認し、先ほど配置した画像生成モデル、テキストエンコーダー、VAE、Prompt Upsamplerを選びます。読み込み欄がサブグラフ内にある場合は、サブグラフを開いて設定します。

テキストエンコーダーを読み込むCLIPLoaderでは、種類がflux3になっていることも確認します。配線は公式ワークフローをそのまま使用します。

テンプレートから開く場合

ComfyUIのテンプレート一覧で「FLUX 3 Image Klein Distilled: Text to Image」を探す方法もあります。ただし、テンプレートとモデル配布元のワークフローは更新時期が異なる場合があります。本記事では、上記の配布元JSONを使って設定をそろえます。

ComfyUIから探すテンプレートはダウンロードするjsonと異なってました。カスタムノードが必要になりそうだったのでjsonファイルを使用しています

テキストから画像を生成してみる

最初の設定

項目最初に試す設定
モデルDistilled/INT8
画像サイズ1024 × 1024
枚数1枚
ステップ数16
CFG設定欄がある場合は1
シード比較用に固定する(例:123456)
Prompt Upsampler有効

サンプラーやスケジューラーなど、上記以外の項目は公式ワークフローの設定を使用します。まずはこの条件で1枚生成し、動作を確認します。

プロンプトを入力して実行する

例として、人物と背景が分かるシンプルな画像を生成します。次の文章を、ユーザーが指示を入力するプロンプト欄へ入力してください。

An adult woman wearing a blue jacket stands on a quiet city street in the afternoon. Waist-up portrait, eye-level camera, soft natural light, realistic photography. A brick building and a small cafe are visible in the background.

Prompt Upsamplerを有効にして実行します。補完後の文章を表示できる場合は、元の指示と一緒に残しておくと、結果を比較しやすくなります。

生成された画像はプレビューで確認します。保存ノードを使うワークフローでは、通常はComfyUIのoutputフォルダーへ出力されます。

参照画像を使って画像を編集してみる

次に、画像編集用のflux3_klein_int8_i2i.jsonを読み込みます。生成時と同じDistilledモデルを使い、元画像と編集指示を入力します。

  1. 画像編集用ワークフローを開き、モデル読み込み欄を確認します。
  2. 画像を読み込むノードから、編集したい元画像をアップロードします。
  3. Prompt Upsamplerを有効にし、編集指示を入力します。
  4. 画像サイズを確認し、最初は16ステップ、1枚で実行します。
  5. 元画像と結果を比較し、指示した箇所以外の変化も確認します。

ここでは、先ほど生成した青いジャケットの人物画像を使う想定です。以下の編集例は、それぞれ同じ元画像を入力して比較します。前の編集結果を次の元画像にすると、変化が積み重なるためです。

モデルの名称と配置先が一部異なるので赤くなってますが、指定を変えるだけで問題ありません。

服の色を変更する

Change the blue jacket to a red jacket. Preserve the same adult woman, her facial features, hairstyle, pose, camera framing, lighting, and the city street background.

服の色だけを変える指示です。顔や髪形、背景まで変わっていないかを見比べます。「保持する」と指定しても完全に維持されるとは限らないため、結果で確認します。

全体的な明るさも変わった感じはあるのですが、おおむね良さそうです。

背景を変更する

Replace the city street background with a sunlit park with green trees. Preserve the same adult woman, her blue jacket, facial features, hairstyle, pose, and waist-up camera framing. Use natural lighting consistent with the new setting.

人物を残しながら背景を変更する例です。人物の輪郭や顔の変化、背景と人物の光のなじみ方を確認します。

こちらも色合いは変わっているものの、背景以外はおおむね維持されています。ちょっと合成感は強いですが。

服装を変更する

Replace the blue jacket with a beige knitted cardigan worn over a white shirt. Preserve the same adult woman, facial features, hairstyle, pose, waist-up framing, and city street background. Render realistic knit texture and natural fabric folds.

やはり、編集かけると色合いは多少変化するようです。しかし、ここまで出来たら御の字でしょう。

モデル配布元の現行ワークフローは、画像編集でもPrompt Upsamplerを組み込んだ構成です。ComfyUIの旧テンプレートには補完処理の構成が異なるものがあるため、画面の違いに注意してください。

うまく動かないときの確認事項

ノードやテンプレートが表示されない

ComfyUI本体と依存関係を更新して再起動します。それでも不足する場合は、起動ログにノードの読み込み失敗がないか確認します。公式のモデル対応ノードが不足している場合、カスタムノードの追加だけでは解決しないことがあります。

モデルを選択できない・ファイルが見つからない

配置先が実際に起動しているComfyUIのmodels配下になっているか確認します。また、旧ファイル名がワークフローに残っていないか、モデル読み込み欄を見直します。

VRAM不足で停止する

まず1枚・1024 × 1024以下で試し、GPUを使用する別のアプリを終了します。画像編集では、参照画像も小さくして試します。INT8用ワークフローとINT8のモデル・テキストエンコーダーを選んでいるか確認してください。

Prompt Upsamplerもメモリを使います。補完部分で停止している場合は、エラーが出たノードを確認し、他のLLMで詳しいプロンプトを作成してから入力する方法も検討します。単に補完を切って短い指示を直接入力した結果を、通常の品質として評価しないようにします。

Hugging Faceで401/403エラーが出る・ファイルをダウンロードできない

まずブラウザーでHugging Faceにログインし、対象のComfyUI用モデルページでライセンス条件への同意を済ませたか確認します。公開ページを閲覧できることと、Gated modelのファイルを取得できることは別です。アクセスを有効化してから再度ファイルを開いてください。

実際に使ってみた感想

私の環境で1024 × 1024の画像を生成したところ、初期のFlux.1より速いと感じました。Prompt Upsamplerを使うと多少時間はかかりますが、許容できる範囲でした。

絵作りとしてはやはり海外のもの。という感じはします。一通り流すくらいなので別途やりますが、日本人などのアジア系もできるのか確認してみたいと思います。

画像編集に関しては先日、Krea 3を試しましたがローカルでここまで出来たら私は満足という感じですね。今回は範囲指定を使っていない分、プロンプトが重要になりそうな気がします。

Krea 3を試した記事は以下👇

Krea 3が登場!画像編集を試してみる|背景変更・ポーズ変更・部分修正に挑戦
Krea 3のWeb版で画像編集を試した記録です。人物のポーズ変更、昼から夜への背景変更、目の色の部分修正を行い、編集範囲の指定と実際の結果、使って感じた点を紹介します。

今回はDistilled版のINT8を使い、画像生成と1枚の参照画像による編集を試しました。複数画像の参照や位置指定、Base版との比較については、別の機会に確認したいと思います。

参考リンク

タイトルとURLをコピーしました